注文メールを、Excel に打ち直している方へ

メールで届く注文を、
確かめてから受注一覧へ。

書き方の違う注文メールと注文書は AI が読み、後から届く変更・取消も元の注文に結び付けます。
人は単価と届け先を決め、確かめた注文を今の受注一覧に出す手順です。

Qz AI Labs ·

デモは実演の記録の再生で、その場で AI は動きません。

取引先から届く注文メールと添付の注文書を、Excel の受注一覧に打ち直していませんか。この記事では、AI による読み取りから、変更・取消の整理、人による確認、CSVの作成までを説明します。

例は公開デモと同じ架空の注文です。会社・人物・注文・金額・納品先はすべて架空で、実際の顧客のデータは使っていません。

デモで試す:架空のメール7通と注文書1件から注文5件をまとめ、判断が要る2件を確かめて、受注一覧CSVを作るまでを操作できます。実演の記録の再生で、その場でAIは動きません。注文書・メール処理の例を見る →

01 / メールの保存と注文の読み取り

「メールを保存する」と「注文を読み取る」は別のこと

「メール Excel 転記」で調べると、受信したメールの日時・差出人・件名・本文を Excel に一覧にする方法がたくさん出てきます。メールの記録を残すなら、これで足ります。

注文の転記で困るのは、その先です。本文や添付の注文書から「品名・数量・単位・希望納期・納品先・単価」を取り出し、受注一覧の列に入れる所です。

  • 取引先が決まった書式(「品名:」「数量:」のような項目名つき)で送ってくれるなら、項目名で文字を切り出す方法(Excel のマクロ、Power Automate、Google Apps Script など)でも転記できます。
  • 取引先ごとに書き方が違う、文章で書いてくる、注文書を添付してくる、後から「先ほどの注文、20箱を35箱に」と届く――こうなると、決まった位置で切り出す方法では追いつきません。ここが AI の出番です。
02 / 受注一覧の列を決める

まず、今の受注一覧に要る項目を決める

転記を自動にする前に、受注一覧の列を書き出します。

列例注意
取引先〇〇工務店(架空)取引先の一覧と同じ名前にそろえる
注文番号・受けた日メールの日時後から届く変更を結び付けるのに使う
品名・自社の品番養生テープ 50mm → 自社の品番取引先の呼び方と自社の品番は違うことが多い
数量・単位35箱箱・ケース・個の違いに気をつける
単価1,250円登録単価と比べる
希望納期・納品先10/15・資材倉庫(架空)ないときは推測で埋めない
状態そろった/確認中/取消一覧に出すのは「そろった」だけ

今お使いの受注一覧があるなら、作り直さず、今の列のどれにあたるかを書き出しておくと、あとで合わせやすくなります。

03 / 書き方の違う本文・PDF

書き方の違う本文と注文書を、AI で読み取る

AI は、項目名の位置ではなく意味で読み取ります。同じ注文でも、取引先によって書き方はばらばらです。

【原文の例・架空データ】

  • メール本文(DEMO-1002):「作業用手袋 GL-M を40箱お願いいたします。」
  • 同じ注文のPDF:商品コード GL-M、品名 作業用手袋、数量 40、単位 箱、単価(税抜)1,300円

メールの注文番号と共有フォルダの注文書を照らし合わせ、品番・数量・単価をまとめます。

AI はどちらからも、品名・数量・納期・納品先を取り出します。書いていない値は、推測で埋めずに空のままにして、あとで人に回します。読み取った値は、原文のどこから取ったかを並べて見られるようにしておくと、確かめるときに迷いません。

文字の入ったPDF・FAX・スキャンの違い

文字の入った PDF なら、文字を取り出して読めます。FAX やスキャンした注文書は、画像から文字を読む(OCR)ので、書類の状態で読みやすさが変わります。実際の書類で試してから、対象にするかを決めます。

04 / 変更・取消を結び付ける

後から届く変更・取消を、元の注文に結び付ける

注文メールは1通で終わりません。

  • 「先ほどの注文、20箱を35箱に変更してください」
  • 「〇〇の件、取消でお願いします」

AI は、このメールがどの注文の変更・取消なのかを読み取り、元の注文に結び付けます。はっきりした変更(20箱 → 35箱)は反映し、取消の注文は受注一覧に入れない状態に分けます。

【原文の例・架空データ】

  • 最初の注文書(DEMO-1001):養生テープ YT-50、20箱
  • 後続メール:「注文DEMO-1001の養生テープ YT-50 ですが、数量を20箱から35箱へ変更してください。」
  • 続く原文:「単価・納品先・希望納期の変更はありません。」
  • まとめた結果:同じ注文番号の数量を35箱にする。変更前の注文書を別の注文として足さない。
05 / 単価・納品先を確かめる

照らし合わせはプログラム、決めるのは人

読み取った注文は、会社の商品・単価の一覧と照らし合わせます。この照らし合わせと、確認が要るかの判定は、毎回同じ答えになる所なので、AI ではなく決まった手順のプログラムで行います。

人が決めるのは、次の2つです。

起きることデモの例誰に・何を確かめるか
単価が登録単価と違う注文書は1,300円、登録単価は1,250円価格は営業が決めるので、社内の営業に確かめる
納品先が書いていないメールにも注文書にも納品先がない推測で補わず、発注元に確かめる

確かめるためのメールは、相手に合わせた下書きまで AI が作れます。送るかどうか、何を書くかを決めるのは担当者です。

06 / 確かめた注文だけCSVに

確かめた注文だけを、受注一覧に出す

担当者がチェックした注文だけを、受注一覧に出します。

  • そろった注文から先に出してよい(確認中の注文を待たない)
  • 取消の注文は出さない
  • CSVを作る前に確認をやり直したら、対象から外す
  • CSVを作ったあとに変更・取消が届いたら、登録済みの受注システム側で別途対応する。新しいCSVには入れない

受注一覧は CSV で書き出すと、Excel にも、CSV を取り込める受注システムにも渡せます。今お使いの Excel のファイルに直接足す形や、受注システムへの直接の登録は、その形に合わせて作ります(ご相談ください)。

07 / 自社の様式で作る

自分でできる所と、作り込みが要る所

  • 自分でできる:受注一覧の列を決める、取引先の呼び方と自社の品番の対応を書き出す、商品・単価の一覧を1つにまとめる。取引先が決まった書式で送ってくれるなら、項目名で切り出す方法(マクロ・Power Automate・Google Apps Script)も選べます。
  • 作り込みが要る:書き方の違う本文と添付を AI で読み取り、変更・取消を元の注文に結び付け、単価・納品先の確かめを通してから、受注一覧に出す所。

Qz AI Labs では、今お使いのメールと受注一覧の形に合わせて、この流れを作ります。まずは注文の多い取引先の書式から試作し、合うかを見てから本番の形にします(10万円(税込)から)。

デモで試す:架空の資材販売会社に届いたメール7通と注文書1件を、注文5件にまとめ、判断が要る2件を確かめて、受注一覧の CSV を作るまでを操作できます(実演の記録の再生で、その場で AI は動きません)。

今の受注一覧について相談する

今お使いのメール・商品や単価の一覧・受注一覧の形に合わせて、試す範囲を決めます。

注文書・メール処理について相談する ↗注文書・メール処理の例を見る →

役割分担の考え方は、「AIでつくる」と「AIを組み込む」の違いでも説明しています。

よくある質問

今の受注システムに入れられますか。

デモでは、確かめた注文を受注一覧の CSV にします。お使いの受注システムや Excel が CSV を取り込めるなら、その形に合わせた CSV から試せます。直接の登録は、そのシステムの接続方法を確かめてからです。ご相談ください。

AI が読み間違えたら、どうなりますか。

確かめた注文だけを受注一覧に入れる設計です。読み取った値は原文と並べて確かめられ、商品・単価の照らし合わせと、確認が要るかの判定はプログラムが行います。価格や届け先を決めるのは担当者です。

FAX やスキャンした注文書も読めますか。

対象にできる場合があります。画像から文字を読むため、書類の状態で読みやすさが変わります。実際の書類数件で試してから、対象にするかを決めます。

確認のメールは自動で送られますか。

送りません。AI が作るのは下書きまでで、担当者が確かめて、いつものメールから送ります。