業務の流れと分担

ECの月次レポートの仕組み

このデモが、どんなデータを使い、AI・プログラム・担当者がそれぞれ何をしているかを説明します。数字の集計と「気になる変化」の判定、所見の中の数字の確認はプログラムが行います。AIに任せるのは「お客様の声を読む」「所見を下書きする」ところまで。どの所見をレポートに入れるかは、担当者が決めます。

会社・商品・数字・お客様の声はすべて架空です。ここで説明するのはデモの構成で、導入するときの構成は、お客様の環境と運用に合わせて決めます。

1処理の流れ

CSVを読み込んでから、PowerPointのレポートができるまでの7つの段階です。

  1. プログラム1

    データを読み込む

    アクセス解析・広告・カートの管理画面から書き出したCSVと、レビュー・問い合わせを読み込みます。

    数字を画面から書き写す作業は要りません。

  2. プログラム2

    集計して前月と比べる

    売上・注文数・購入率・広告の購入1件あたりの費用など、43の数字を計算し、前月と比べます。グラフもここで描きます。

    数字の計算はAIに任せません。

  3. プログラム3

    気になる変化を選ぶ

    決めた基準(率は3ポイント以上、内訳は全体の動きより大きく動いたものなど)で、前月から大きく動いた数字を選びます。

    基準は画面に書いてあり、毎回同じ結果になります。

  4. AI4

    お客様の声を分類する

    レビューと問い合わせを1件ずつ読み、分類(配送・組み立て・決済など)、満足か不満か、短い要約、根拠の部分の引用を返します。

    件数はプログラムが数えます。引用が元の文章にあるかも確かめます。

  5. AI5

    所見を下書きする

    集計した数字と声の分類の結果だけを読み、所見を3〜5件下書きします。事実と仮説を分け、確かめ方と次の打ち手、根拠にした数字の番号と声の引用を付けます。

    AIには数字を計算させず、表記どおりに写させます。

  6. プログラム6

    所見の中の数字を確かめる

    所見の文中の数字を、根拠にした数字と突き合わせます。根拠に挙げていない数字、どの集計値とも合わない数字、元の文章にない引用を示します。

    担当者が文を直すと、その場で確かめ直します。

  7. 担当者7

    確かめて選び、レポートにする

    所見の根拠(数字の前月・今月、声の元の文章)を確かめ、直し、レポートに入れるものを選びます。PowerPointはプログラムが組み立てます。

    顧客に出す内容を決めるのは担当者です。

2AI・プログラム・担当者の分担

AI

すること
レビュー・問い合わせを読んで分類する/根拠の部分を引用する/数字と声から所見と次の打ち手を下書きする
しないこと
数字を計算する/気になる変化を選ぶ/レポートに入れる所見を決める

プログラム

すること
CSVの読み込み/43の数字の集計と前月比/気になる変化の判定/声の件数/所見の中の数字と引用の確認/グラフとPowerPointの作成
しないこと
文章の意味を解釈する

担当者

すること
所見の根拠を確かめる/文を直す/レポートに入れる所見を選ぶ/顧客に説明する
しなくてよいこと
管理画面から数字を書き写す/表やグラフを作る/声を1件ずつ読んで数える

4データの扱い

AIに渡すもの

  • レビュー・問い合わせの文章(声の分類)
  • プログラムが集計した数字(番号・名前・表記つき)と、声の分類の結果(所見の下書き)

AIに渡さないもの

  • アクセス・広告・受注の元の記録(1件ずつの行)
  • 注文番号など、1件ずつを特定できる情報

このアプリがしないこと

  • 顧客へのレポートの送付
  • 広告の設定やサイトの変更
  • 数字の計算をAIに任せること

5このデモの範囲

このデモで扱うのは、1つの顧客・1か月分(前月と比べる)のCSVと、レビュー・問い合わせ60件です。次のものは、このデモでは扱っていません。

架空の家具ECを想定したデモです。会社・商品・数字・お客様の声はすべて架空です。

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